シンプルな英単語の覚え方
もっともオーソドックスな方法は英単語帳を使うという方法です。受験勉強などでは誰でも行う方法です。
英単語を声に出す
英単語を覚える場合は、とにかく読むことが大切です。方法は簡単です。英単語は10回書くのに走り書きでも30秒かかります。でも読むだけなら10回10秒で終わります。しかも経験されて感じている方もいると思いますが、書き続けるととても手が疲れます。読み続けるのはそんなに疲れなくても、書き続けることは疲れるためペースもどんどん落ちていきます。
ということで読む覚え方だと疲れないし、同じ時間で3倍またはそれ以上の量をこなすことができるようになります。
ちょっと難しい話になりますが、英単語を覚えるためには短期記憶ではなく、長期記憶が大切です。何度も何度も繰り返すことで、すぐに忘れない、長い間覚えておけるようになります。
英単語帳の選び方
英単語帳を選ぶときは左に英単語、右に和訳が載っているものがお勧めです。また必ず右の和訳が隠せるもの(赤シート)が使えるものを選んでください。
なお初心者の方はカタカナで読み方が書いてあるものを選ぶようにしましょう。
英単語帳の進め方
1ページごとの英単語を全て覚えてから次のページに行く、という方が多いと思いますが、あまりしっかりと暗記してから次のページに進むという方法はお勧めしません。まずはどんどんページを進めるようにしてください。覚えていなくてもいいから次のページに行く、その代わり何周もするようにしてください。
知っているまたは明らかに覚えた英単語にはチェックを入れていきましょう。次からは飛ばしていくと効率が良くなります。
何度も繰り返していくうちにまだ覚えていないものが減ってきたら、ある程度じっくりページごとに暗記をするようにしましょう。
英単語にイメージを組み込む覚え方
各英単語にイメージを持つようにしましょう。和訳を言葉で覚えるのではなくイメージで覚えるということです。たとえばAppleならリンゴを想像しながらリンゴと言ってください。これだけでも記憶に残りやすくなります。
重要なことは繰り返すこと
この覚え方の重要なポイントはとにかく繰り返すこと。ひたすら復習することです。間をあけて何度も繰り返し復習することで記憶に刷り込まれます。
英単語カードを作る
英単語帳を使っていて、どうしても頭に入らない英単語にはずっと、チェック(覚えたものに付ける)が付かないままになってしまいます。チェックが付かない英単語がある程度減ってきたら、覚え方を次のフェーズに移行しましょう。
英単語カードを作りましょう。
覚えられていない英単語だけを集めることができるし、覚えたものは外していけるので効率的な覚え方です。
英単語カードを作るときのコツ
英単語には複数の意味がある場合があります。そのような場合は必ず複数の意味を書くようにしましょう。英単語カードは作るのが面倒と思うかもしれませんが、作るときに書いたり、発音したりできるので、作りながらもある程度記憶に入ってきますので、面倒くさがらずに作りましょう。
文章で覚える方法
たくさんの文章を読む中で、覚えていくという覚え方もあります。英単語を単体で覚えるのではなく、他の英単語とも組み合わせで覚えるため記憶に残りやすく、意味やニュアンスまで学べるので実践の場でも役に立つ覚え方です。
本の選び方
たとえば法律についての英単語を覚えたければ、法廷が題材になっている小説を読むとよいです。法律に関する英単語が何度も出てきます。何度も出てくるうちに、自然と長期記憶に入っていきます。
なおあまり難しい本は選ばないでください。8割以上理解できるものを選びましょう。
辞書を引くタイミング
わからない英単語はすぐに辞書を引けばいいかというとそうでもありません。あえてちょっと我慢してみましょう。同じものが何度か出てくると、「あっ、さっきも出てきた」となります。こうなったときに初めて辞書に手を伸ばすようにしましょう。わからない英単語が出てくるたびに辞書を引く必要はありません。
この覚え方なら楽しく学べると思います。
英単語の覚え方で大切なこと
どのような方法を使ってもこれだけは絶対にしてほしいということがあります。
それは「触れる回数を増やす」ということです。読んで覚えるにせよ、書いて覚えるにせよ、とにかく触れる回数を増やすことを意識してみてください。英単語帳を流し読みするだけという覚え方であっても100回、200回と繰り返していると英単語が自然と頭の中に記憶として入ってきます。
英単語の覚え方は人それぞれです。自分に合う覚え方を見つけられてば、あとは時間を費やすだけです。時間をかければかけるほど、英単語が身になっていきます。効率的に短時間でたくさん英単語を覚えられそうな自分に合った覚え方を見つけてください。